俺キクチのブログ

PR等のアパレル稼業を10年経て イギリスのYMSを取得しロンドンに2年移住した者の その日暮らしを晒しております。 http://instagram.com/lclccylcy/

瀬戸内寂聴に思いを馳せて…

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突然のみうらじゅん感から失礼いたします。

 

仕事ではロンドンファッションウィークも始まって、このなんだかバタバタな感覚が久々で

いろいろ不安なこともまだまだあるけれどそんなこんなで楽しんでいる。

 

先日はショーのインビテーションを直接投函する為に、ロンドン中を歩き回った。

 

googleマップ片手に、うろうろと徘徊したんだけど、たまにgoogleマップってとんでもないウソをつく。

 

とある場所を目指していた際は、謎の倉庫のようなところに案内されて迷ってしまい、これが2時間サスペンスだったら犯人の罠で倉庫で拘束される女刑事といった所なんだろうけど、現実で待っていた罠は自らの急な便意であり、外に出るに出れない便&己自身という状況下で、しまいには鼠の死体を見つけてしまい、こいつのように一生出れずに便と共に死すのか・・・と縁起の悪さにかかる拍車。

 

また別の場所は某大企業だったのだが、オフィスだとやっぱりポスト的なものがなくて、警備員的な人に届けねばならず、夕方となっていた時間に尋ねたら、早く帰りたいのかあからさまな不機嫌な顔をされて、インビテーションをテーブルにものすごい勢いで叩きつけられた。

 

目の前の光景が信じられなくて、この人疲れすぎてピザ生地に見えちゃってんのかな、インビテーションが。と思ったけど、「こんな時間に来るんじゃねぇよ。」と発してきたので、もうこちらもただでさえ歩き回って、便意やら鼠やらで、心身ほぼほぼ喪失状態だったから、は?と思いながらも、怒る気力も起きず「いや、住み慣れてなくて迷っちゃってたりしたんだよね。ごめんね。」と言ったら、「もうチェックしたからはやくいけ、Chink」って返された。

Chinkって確か中国人をさす差別的な言葉だよな…

 

唖然。

 

数秒後すぐに悲しくってやりきれなくなったけど、逆に何かここまでやられたらおもしろくなっちゃって、思わず去り際に「あはは・・・」と棒読みで笑ってしまった。

 

こうなったらどんどんしぶとく生きてやろうではないか。

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そして銀行のカードをようやく作成。

 

職業証明とかいろいろ必要だと言われていたけど、なかなかの重い腰だったのだが、パスポートと生体認証カードのみを見せただけで「すぐに届くから」と言われ、本当にこの国は担当の人によって全然対応が違うんだなぁ・・・と今回はいい意味で感心したのと、拍子抜け。

 

しかしまたキクチがうまく聞き取れなかったのか、今回は「キクッチー」と返され、リズム感がよくキャッチーなソレを発する銀行員のおじさんに、一気に愛着が沸いてしまった。

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そんなこんなでいい事もあり、いやな事もありの、上がり下がりな今日だったので、急に髪を切ってさっぱりしたくなり、しかしながら美容室を予約してそれまで待つというのもなんだか嫌だったので、手先が器用な友人に急なぶっこみで「人の髪切るの興味ない?」と尋ね、切っていただいた。

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器用な人は何もやらせてもやはり器用なのだなと実感し、髪型自体は気に行ったのだが、美容室的な設備も当然なく、彼の自宅であの体をカヴァーするものもなく散髪をしていたので、ご丁寧に我がタイトなヒートテックなタイツにねじ込む、切られた髪。

 

しかしねじ込むというかもはやハリネズミの如く突き刺さっていて、とにかく痛痒くてさっぱりするはずが予想外の苦難を生む結果となり、歩くたびに擦れる中での帰路は、軽い修行のようであり、髪を切り修行なんぞ果たしてどこぞの尼なのであろうか。

 

もうね、日々が文字どおり修行である。

 

でも日も長くなってきたし、そろそろ春の表情が見えてきているイギリスにいろいろとまだまだ期待したい。

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おかえりなさい、BPRカード。

11月に盗まれ、再発行をお願いしていた在留証明に必要であるBRPカードが無事届いた。

 

※盗まれた時の話はこちら

lclccylcy.hatenablog.com

 

 

再申請から1ヶ月半くらいだったでしょうか。

 

先日、家に「本人証明と署名が必要な為、また居る時に届けに来るわ。」と書かれていた不在通知が入っており、配達指定を今日にしてひたすら待っていたわけなのだが、なかなかじらしがうまい。この国は。

 

"配達時間は午後5時まで"と書かれていたので、4時半くらいから訪れぬ配達に一抹の不安のみが訪れる。

 

正直、この国のこういったシステムに対する信用度は10%くらいで、街にばんばん貼られた海外版リングの続編のポスターのことを思い出しながら、もはや指定日にちゃんと井戸から訪れる山村貞子はよっぽど人としてよく出来ているよなぁ。今の自分なら感心して、奴が現れたら茶菓子の一つでもふるまってしまうかもなぁ。と、人でなしへのあてのない過大評価をくだして、時間を持てあましていた。

 

すると、非通知の番号から電話がかかってきて「あなたはキクシェ?荷物届けにきたよ」と。

 

届いたことへの嬉しさと安堵が勝って、おもわず「そう。俺、キクシェ!」と答え、玄関へとすっとんでいった。

 

重要書類なので身分証明の提示が必要だと言われたのだが、特に何も提示せずに荷物を渡して足早に配達人は去って行ってしまった。

 

30ページ近くに及ぶ再申請資料の記入、数十通に及ぶメールのやりとり・・・

様々な厳しく長い戦いの末の、このあっけなく投げっぱなしのオチ。

 

これで果たしてよいのだろうか・・・

そして身分証明の照らし合わせがなかった結果、彼の中での俺の認識は一生"キクシェ"なのであろうか・・・

そんな届けど腑に落ちぬ何かを残し、俺のBRP再取得の長く短い戦いは幕を閉じたのである。

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虹色に輝くよくわからない星とか、PIKOとかRYU SPORTS的なテイストで、ほどよくダサくていとおしいよね。

 

そして、今度こそ失くさぬように本当に細心の注意を払っていこうと思う。

 

しゃかりき!

先日、友人が「お前はまだロンドンっぽいところで行っていないところが沢山あるだろうから連れってやるよ。」といったようなことを言って、俺をサイクリングに連れ出してくれることになったのだが、買ったばかりの中古の自転車がなかなかどうして相性が悪く、一度触れるたびに何かが壊れるというストリートファイター2のボーナスステージのような仕様になっているので、不安ではあったのだが、せっかく言ってくれているし・・・と、いざロンドンの端にあるエッピングフォレストへ行くこととなった。

 

イメージでは颯爽とロンドンの街を駆け抜ける自分を浮かべど、自転車にしっかり乗るのなんて高校生の通学以来だからさ、実際は走り出して2~3分で体がもう必死にSOSを発するわけ。

もうほんと必死。

生きてきた中でこんなに必死になったことがあっただろうかというレベルでもうほんと必死。

 

雲ひとつない晴天の下、建物のガラスにうつるは表情がどんより曇り真冬に汗だくの今にも死にそうな成人男性であり、もはやボロボロの自転車のほうがなんだか生き生きとしているし、頭の中の「ペダルを漕がねば・・・」という意識のみが自分を突き動かしており、いったい何に乗っていて、どこに向かっていて、自分は果たして誰で・・・と必死な己はアイデンティティすら崩壊をしはじめた。

終いには自分よりも自転車が本体のような気さえしてきて、ハリガネムシに寄生されるカマキリである。

 

そんな絶望を何も知らぬ友人はどんどん進んでいく。

ほんとに俺は自転車が本体となってしまって、人としてて存在せず、忘れ去られてしまったのではないか・・・と不安になるほどに、お構いなしにどんどん進んでいく。

一応、必死を5倍くらいに濃縮して表情に示してみたんだけど、気にせずどんどん進んでいく。

演技力がなかったのだろうか・・・それとももしかしたら元々俺は必死感がデフォルトの顔をしているのだろうか・・・と自問自答をしている間にもどんどん進んでいく。

名前を呼んでみても「ん?」と一度振り返っては爽やかに笑って、また前をすぐに向きどんどん進んでいく。

 

前向きにもほどがある。

 

休んだりしても置いてかれるのみであろう自分に残された道は、とにかく進むしかなく

果たして一体何分経ったであろうか。

 

ケツは果たしていくつに割れているのか、てかそもそも割れてなかったっけ・・・と、ケツの概念がよくわからぬ状況になってきたとき、ようやく目的地にたどり着いた。

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達成感とはこのことである。

 

なんて綺麗ですがすがしい場所なのであろう。

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途中、公園に構えるカフェでサンドウィッチを買ったら、ただパンにコーンビーフを薄く乗っけただけのものが出されたのだが、それすら神の恵みに思え、全てが優しく、のどかで、自然の偉大さを感じさせてくれる本当に気持ちのよい場所だった。

 

ありがとう、連れ出してくれたトーマス。

 

ようやく自我を取り戻し、必死に漕いだ甲斐があったもんであると相棒のような目で自転車を見つめた瞬間、自転車がなぜか倒れ、今度は後輪の泥除けがおかしな方向に・・・

 

なかなか終わりよければすべて良しとしてくれぬ運命に疲労感がドッと一気にやってきたのだが、懲りずにこいつともっと色々な所を巡ってみようかなと思っている。

https://www.instagram.com/p/BPdlPPOhocm/

 レッツ運動不足解消

 

時をかける森の磯松

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家族から初詣のお守りが航空便で無事送られてきました。

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日本に旅行に行っていた大家さんから鏡餅を頂きました。

 

パラパラと時差を経てやってきたありがたい遅い正月気分を味わいながらも

街はまだクリスマスデコレーションを飾ってるところもあれば、

寒波の影響でまあまあ並みの冬を少し通り越した気温なのに半袖で歩いている方もおり

更にイギリスの年月日の配置は日/月/年なので、時空の概念をこれでもかと歪ませてくる為

自分はもしかしたら時をかける少女なのでは?といったメルヘンな気分になったりするが

鏡に映るは時間に追われて身支度をする汚い髭のくたびれた男。

 

そんなこんなで新しい仕事もはじまって、久しぶりに朝起きる生活をしているのだが冬のロンドンは日が空けるのが遅いので、例え8時に起きようと朝の5時の起きたような感覚に陥り、視覚では「はやく起きた朝は・・・」といった解釈になっているのだが、実際が「おそく起きた朝は・・・」なのだ。

 

だからこちらはもう磯野キリコの女相撲大会の話を聞いている暇もなければ

松居直美の茨城の思い出話にかまっている余裕もなければ

森尾由美の衣装がピンクハウスかを気にかけている時間もないわけである。

 

慌ただしい日常の中で落ち込んだりすることもそりゃまた出てくるわけだが

落ち込んだりしている時間もきっとないわけである。

 

広い世界に自分で飛び込んでいったからには、限られた時間の中で動かなければならないのである。

 

そんな広い世界の中、知り合ったとある人と流れで互いに料理を作ろうということになり

踏みつぶされた犬の糞のようなハンバーグを作り上げるものが人様に出せる料理なんて作れるはずがないじゃん。と思ったのだが、何事も挑戦である。という便利かつ厄介なモットーを新年から自らに課してしまったので、とりあえずチャーハンを作ってみたのだが、今度は犬の糞から吐しゃ物といったような見た目になってしまった。

 

下から上まで、ノロウイルスに負けない脅威を持ち合わせた我が料理スキルなのだが、優しいそいつはイギリス英語特有の「ラブリー」を感想として一言。

https://www.instagram.com/p/BPTQsXPB4De/

ラブリーの語感も糞の出るその音のように聞こえてしまい、これは遠回しのディスでは・・・と変に勘ぐってしまうほどの申し訳なさだったので本当に料理スキルも磨かなければと感じている。

 

もうね、やることがたくさんですよね。

そんなこんなで2カ月目もあっというまに3カ月になっちゃうんだけどね。

 

でもまだまだこれからだ、がんばろう。

https://www.instagram.com/p/BPEKT2PBe_G/

PS: Thank u, Vogue Hommes Paris

 

あけましておめでとうございました

あけましたね。

 

https://www.instagram.com/p/BOzEcBCBSGR/

ロンドンでは、雑煮もおせちもなければ、隠し芸と謳いテーブルクロスをひき続ける翁の姿や、呑気にこたつから一歩も出ぬ我々と相反して年明けから心臓を破る勢いで坂やらを駆け抜けてタスキを繋ぎ続ける走者の姿をTVで見ることもないので、正直いまいち何があけたのか実感がわかず、カビ対策であけっぱなしにしていた窓からでかいハエが入り込んでは年明けから数日間格闘を強いられており、"あけまして"おめでとうことが起きぬ事態。

 

カウントダウンはこちらで仲良くなった友人と過ごした。

https://www.instagram.com/p/BOs5IA8h1oE/

 

https://www.instagram.com/p/BOtAz1QBuHL/

 

https://www.instagram.com/p/BOu2ap6her0/

友達の友達のホームパーティをはしごするという日本では考えられぬイベントで、少なくとも俺の葬式よりも人が多いのではという縁起でもないことを年明けから考えてしまう人数が終結していて主催側も誰が誰だかを絶対に把握できていないし、

イナバ物置かなって如くソファに人であふれているかと思えば、別の場所では踊り狂う者もおり

除夜の鐘なんてこっちで鳴らしたらすぐさま乱闘のゴングと化すであろう。

 

翌日はものすごく日本を感じる人たちと会った。

https://www.instagram.com/p/BOvbb6jBfqp/

その後、友人の家に買ったばかりの自転車で会いに行ったのだが、行く前に自転車のライトの部品が切れてしまったので、原始的な方法でどうにか直し、その後出かけたのだが今度は家に鍵を忘れたことに走って20分後くらいに気付いたのであわてて引き返し、正直もう行くが全くなくなっていたのだがどうにか気を取り直してまた3度目の正直と、友人の家に行こうとしたら今度は自転車の前輪がぶっ壊れて、もはや本当に年明けて2日間で目出度さを一つも感じられず、幸先に不安しか感じなかったのでこちらにない明治神宮を心の中で勝手に設置してはひたすら拝んだ。

 

そんな思いが通じたのか、母から突然メールが来て

「初詣でお守り買ったから、航空便で送るね。」と・・・

時差とカルチャーショックが神との間にも生じているのであろうか

若干のずれた困った時の神頼みvia空輸。

 

どちらかといえば餅がほしい。

 

そんな中で3日からは特に三が日を感じぬままに新たにPRの仕事もはじめて、

ロンドンではメンズのファッションウィークもはじまりました。

https://www.instagram.com/p/BO7ZMz1BENZ/

 

https://www.instagram.com/p/BO72OemhD8J/

どやるよね、ものすごく。

https://www.instagram.com/p/BPAeFztB4Aa/

 

同時に日本から雑誌CLASSY.などで活躍するスタイリストの友人達が遊びに来ていて

いろいろと案内をしながら買い物に付き合う内に自分も調子に乗って着るのか自分でも不明なピンクのセットアップを買ってしまった。

https://www.instagram.com/p/BO-WXdBhQog/

既視感があると思っていたのだが、この方だ。

f:id:lclccylcy:20170109075817j:plainのぶねぇ・・・

 

この謎の衝動買いは、やる気・元気を大事に、いろいろ新たな事に戸惑いながらも挑んでいかなければならぬ状況にいるという潜在的なメッセージだったのかもしれない・・・そう思うしかない。

 

1月、ちょうどイギリスに来て2カ月目に突入した。

 

不安もまだまだたくさんあるし、楽しみも慣れたことも増えたし、とにかくまあようやくロンドンがいとおしい存在になってきたことには間違いない。

 

今年もどうか皆さんよろしくね。

 

 

BYE 2016

 

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BOpudc9B3_-/

たくさんの方にお世話になりました2016

 

1月に入って急にイギリス生活を決意し、長年お世話になった会社を辞めて

仕事もフリーでやってみたり、家を離れ、天変地異を自ら起こしてみた。

というのも29歳、あらゆる物事に少し慣れた気になって甘えて

なかなかだらだらとこのまま流れて生きていくであろう自分をせきとめて

辛酸をなめながらも新たな地を築いて、そして気付いていかないとな。

と、思ったのです。

 

って言っている今も十分色々なことに甘えているし、なめてかかってるんだけど。

 

ただ得ていたものから離れてみて、たくさんの人や物に自分は本当は恵まれている事を知り

だからこそ更にしっかりと生きていかないといけないし、一人で生きていくという事は誰かがいてこそ成り立つ"一人"なんだなーと痛感しました。

 

出会いや別れもそりゃあって、近くにいようと遠くにいようと世は動いて変わっていくわけで

来年も、そんな動きの中でまた新たな何かを見出して、吸収しては

何かの形で撒いていける一年にしていこうと思います。

 

とにかく皆さん、引き続きよろしくね。

 

 

ウンナンの気分は少々・・・

もうクリスマスだというのに最近いろいろなものが壊れる。

というか、こっちに来てからいろいろなものが壊れている。

 

日本で普通に使っていたシャツだとか靴だとかズボンだとかが

立て続けに壊れているし、家の前には明らかな人の糞尿が撒き散らされており

守護霊のような者が入国審査でひっかかり強制送還されてしまったのでは?としか思えぬほどの、一難去っては一難という"ウッチャンナンチャン"ならぬ謎の"ナンちゃんナンちゃん"状態。

 

守護霊であるウッチャンが今頃呑気に日本で社交ダンスでもしているであろう中で、不運に踊らされているこちらも、なんだかんだで楽しんではいるのだが。

 

先日はロンドン在住の日本の友人たちで集ってジンジャークッキーを作る会に参加させていただいた。

https://www.instagram.com/p/BOFdUwYhlMT/

子守をしたり、ビールを飲んだりと、"作る会"なのにまったくクリエイトをせずに

ひたすら提供されるものを愉しんでいるという、案の定の我が本末転倒っぷり。

 

最初こそは皆、かわいいものを作ることに集中していたのだが、終盤には何かのたがが外れてしまった模様で、塩沢トキ似のクッキーを作ることに精を出す者もいれば、猟奇殺人犯によるイラストといった趣の闇しか感じぬハートのクッキーを作りだす者も現れ、海外のまた一つ伝統がこうして日本人の手によって書き換えられていくのである。

 

VIVA!日本人!!

 

とある日は、ふと立ち寄ったレザー屋にエスニック極まりない帽子を見つけたので試着してみたらトルコ系の店主に「君は似合いすぎるから絶対にこれ買った方がいい!まけるから!!」と見事にのせられて購入してしまった。

https://www.instagram.com/p/BOC_jj1B_Gj/

このさびれた喫茶店の椅子か、美川憲一のプライベートのような帽子を。

 

買い物の道中では、ストリートスナップのようなものに声をかけられ

話を聞いているうちにシャッターを押され、「待って。イヤホンとかしまうから。もっとちゃんととろうよ。」と提案したのだが却下されて結局、下記の写真がそのまま採用されていた。

https://www.instagram.com/p/BOMjyH5ho1X/

手がお釈迦さまのそれである。

 

そして、イギリス政府からはやっと、ビザ再申請の手続きに関する連絡がきて

ネクストステップに進むことができ、ちょっとだけ一安心。

 

しかし申請の際に指紋登録が必要で、近くのポストオフィスで行ったのだが

なかなか指紋が読み取ってもらえず、職員の方もめったにない出来事だったようで苦笑。

「・・・大丈夫。何度でもやってみましょ。諦めないで!」と不可解なエールを送られながら

必死に指紋読み取り装置に指を押し付けた結果、「特にあなた、親指がダメみたいね。」と

機械ではなく指、特に親指へのダメ出しを受ける羽目に。

 

おもわず中指を立ててやろうかと思ったのだが、職員はそのまま親指を立てながらウインクを送ってきたので、この指10本使えど奴には勝てまい。

 

そして彼らはもう迫っているクリスマスホリデイへの執念が凄まじいので仕事をとにかく納めることに全力だし、浮かれているのだ。

 

こちら、25日のクリスマス本番には交通機関もスーパーも何もかもがほぼほぼ止まるので

ゴーストタウンと化す街で一人究極のぼっちクリスマスを過ごさねばならぬというのに・・・

 

というわけであっというまに、クリスマスも来て年末も来て年越しもやってくる。

 

すべての不運が今年で収まることを願うばかりだ。

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