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俺キクチのブログ

PR等のアパレル稼業を10年経て イギリスのYMSを取得しロンドンに2年移住した者の その日暮らしを晒しております。 http://instagram.com/lclccylcy/

ちび。

中学生の頃に、近所に捨てられて我が家にやってきた4匹の猫。

 

https://www.instagram.com/p/BNF_Ww1hLDd/

 

親猫をシロ、子猫3匹をチビ・モモ・フーと名付けた母。

 

"チビ"なんてそんなあっというまに大きくなるであろうに不憫な名を付けられた彼女は

やはりあっという間に成長して"チビ"という風格ではもはやなくなっていた。

 

一番の元気印であった彼女は、座っていると必ず膝の上に乗せろと図々しい要求をしてくるのである。

人を椅子代わりとし考えていないのか分からなかったが、人懐っこくて、寝る時は不可解な体勢で寝る、子供のような中身はまさに"チビ"という名が似合っていた。

 

自分が高校生になり、社会人となり、落ち着いていくのに対して

チビは変わらずチビであった。

 

姿は大きくなれど、生き方は変わらず、周りに流されず

その後、気付けば更に拾われて猫6匹の館と化した我が家でもはや一番のベテランの風格を醸し出していた。

 

そんな変わらぬチビと我が人生の大半を過ごした自分は、この子とこれからもこうして当たり前のように、つかず、たまに膝の上から離れず過ごしていくもののような気が勝手にしていた。

なのに、気付いたら元気がなくなり、一回り小さくなっていた。

 

また"チビ"という名が寂しくも聞こえる姿になってしまった。

 

そんな中で自分は異国に飛び立つこととなった。

 

もしかしたらもう会えないのかもしれない思う反面、そんなこときっとないし、また会えるし。というあてもない期待と照れ臭さで中途半端な別れをして、家を出た。

会えぬであろう予感をたぶん頑なに信じたくなかったんだと思う。

 

なのに、今日でやはりチビとはもう会えなくなってしまった。

 

生きる者に必ず訪れる瞬間。

わかっていてもあきらめきれず、家に帰った時に、階段まで迎えに来ていて、膝の上に乗せろと要求してきて、すぐに飽きてはテーブルの下でまた変な体制で寝ちゃうんだろうなって。

口がめちゃくちゃ魚臭いし、すぐひっかくから、あまり近寄らないでって思いながらも、頭撫でちゃったりして。

 

でももうそんなことできない。

 

遠くにいて何もしてあげられなかった。

最期くらい撫でると喜んだ耳の裏をおもいっきり触らせてほしかった。

 

帰りたくなった。

 

でもあの子の最期を看てやれなかった分、自分はこっちで更に死ぬ気で頑張らなければいけない。

中途半端に帰ったりしたら、きっとふざけんなって、尻尾を立たせながらひっかいてくるだろう。

 

ごめんね。という気持ちが沢山だけれど、

一緒にずっと歩んでくれて、我が家に来てくれて本当にありがたかった。

 

あと、たくさんの人にキクチ家の馴染みとして愛されていたのだよ。あなた。

勝手に変な寝顔とか晒してごめんだけど。

 

とりあえず、そっちでまた気ままに過ごして欲しいよ。

だからどうか安からに。

 

 

https://www.instagram.com/p/BNIh4J0hT73/

 

さようなら。