俺キクチのブログ

PR等のアパレル稼業を10年経て イギリスのYMSを取得しロンドンに2年移住した者の その日暮らしを晒しております。 http://instagram.com/lclccylcy/

イッツ・ショータイム!!

アムロス」と呼ばれる単語が作られるほど、安室奈美恵氏の引退の衝撃は未だに世間に残っている様子で、芸能界からもちらほら悲しむ声が聞こえている。

 

そんな中で特に印象に残ったのが、小柳ルミ子氏(以後、親しみを込めて"ルミちゃん"と呼ばせていただく)のブログである。

 

安室氏のような歌って踊る歌手としての、むしろ「先駆け」といっても過言ではないルミちゃん。

そんなルミちゃんもやはり後輩である彼女の引退には衝撃を受けたようで、ブログでは驚きながらも以下のように彼女とのある思い出話を記している。

 

"今から20年以上前ある歌番組で一緒になった時

「ルミ子さんの様に、踊りが上手くなるには、やっぱりクラシックバレエを習った方が良いですか?」

大きな目を輝かせ聞いてきた奈美恵ちゃんに…

「今のままでは、何時かきっと壁にぶつかる。年とっても踊りたいのなら、踊りの幅が必要だよ。その為にはバレエを習った方が良いと思う」

若いのに向上心のある子だなぁと思った"

 

やはり「先駆け」ということをルミちゃんは自負しているのだろう。

決して自慢ではなく自負しているからこその"踊りの上手いルミちゃん"アピール。

そして"今のままでは何時かきっと壁にぶつかる""年とっても踊りたいのなら"と、まるで安室氏のこの引退を予知していたかのようなアドバイスをしていたらしい。

メディアに多くを語らぬ安室にもはや口なし。

 

そしてルミちゃんは、こう続ける。

 

"あれから 結婚 出産 離婚を経験し
すっかり大人の女性になった奈美恵ちゃん"

 

わざわざ離婚という余計な一言を並べるルミちゃん。

後半のハッシュタグにも何故か"#離婚"を加えているルミちゃん。

もしかしたらダンサーという共通点であった賢也君とSAM氏を並べては自らに投影させて、こちらも「先駆者」としての自負があったのだろう。

 

そして安室氏の引退に関しての感想について、先駆者のルミちゃんはこう記している。

 

"アスリートや政治家等には引退はあっても

歌手の引退は考えもしなかった

そんな選択もあるのか…と"

 

引退という文字は私の辞書にはないアピール。

もうこうなったらあれだな。

後輩の引退発言にかこつけた、ただの「私は、生涯現役です!!」発言だな。

 

もはや安室も、離婚も、賢也も、瀬戸も全てはルミちゃんを彩る為のスポットライトであり

ブログでも完全な「ルミちゃん・オン・ステージ」状態。

 

だって、まずブログのヘッダーからして、安室が永遠ならこちらは

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「引退ていう言葉なんて知らなかったよね。」

 

安室がデビュー曲が「ミスターUSA」なら、こちらは自分自身が「ミスUSA」

 

"瀬戸"の花嫁は瀬戸内海をとうに超えて"世界"のスター"RUMIKO KOYANAGI"なのである。

 

そんなルミちゃんの、生涯現役・世界基準のブログはなかなか読み応えがあるので、是非皆さんにもじっくり読んでいただきたいのだが、まず自らのプロフィールの生年月日には

"1952年7月2日 0時頃" と、ご丁寧にルミちゃん誕生の時間まで記されている。

世界基準のスターともなると、日が変わると共に生まれ落ちるのであろうことがここから読み取れる。

 

更に、定期的に"ルミコーデ"と自らおちゃめに称したコーディネートやお気に入りのアイテムも披露してくれている。

 

それがなかなか味わい深く、"25年前のCHANEL" "20年前のバーキン""10年前のCHANEL"とわざわざ年代をフィーチャー。

ルミちゃんのキャリアと、まさにルミちゃんのような"物持ち"の良さを感じさせてくれるのだが、たまに「年配のファンの方からのプレゼント」などと記されていると、ルミちゃんからした年配って一体・・・と歪む時空の概念。

 

そして俺のルミコーデの中での一番のお気に入りの記述は

 

"私…気に入ると

色違いで買っちゃいます🤗

 

CHANELのパリ本店に

ハイヒール モモコちゃんと一緒に行った時

気に入った ラメ入りニットの

ロングワンピを

「5色 全部ください🤗👗」

と買ったら

モモコちゃん 驚愕してた😵‼️"

 

もうね、さすがエンターテイナー。

聞いてもいない情報を提供してくれるこのサービス精神。

 

他にも「渦中の袴田吉彦君と共演」だの、エンターテイナー精神が留まる事を知らないのか何かと一言多い・・・

 

しかし、

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「全てのスポットライトはこの私に注がれているの。」

と言わんばかりのこのヘッダーを見てしまうと、もう何も言えやしないし、おもわずひれ伏してしまうから不思議である。

 

これぞRUMIKO KOYANAGIの持つスター性なのかもしれない。

 

安室が引退してしまい、この先の日本のエンターテイメント界を危惧する者もいるかもしれないが、まだまだ生涯現役のルミちゃんがいる限り安泰であり、どうかこれからもそのスター性と余計なお世話で元気に頑張っていただきたい。

 

そんなこんなで〆に、唯一MADONNAに肩を並べられるルミちゃん(feat賢也君)による

MADONNAのカヴァパフォーマンスをどうぞ。

www.youtube.com

星条旗纏うだけあるってもんだわ。

ロマンスがCALL ME

ロンドンは珍妙な出来事の宝庫であるが最近、その珍妙との遭遇が顕著である。

https://www.instagram.com/p/BY3VB-WlNKK/

先日は観光地域であるカムデンの街を野暮用でとぼとぼ歩いていたら

ヴィレバン系の店の前でパーティ系サングラスを物色しているアラブ系の男性に

「ちょっと君、俺このどでかいサングラスかけてるところ写真撮ってほしいからシャッター押してくれない?」と携帯を勢いよく渡され、若干警戒しながらも撮影をしてあげると、彼がポケットからなにやらガサゴソとりだそうとしている。

 

やはりなにかの詐欺商法だったのでは!?と構えていると、「ありがとう!」とにこやかな笑顔と共に彼の手から取り出された大量の札束の中から10ポンドを差しだされた。

 

「いやいやいやいやいや!!受け取れない!!」と唐突な展開におもわず日本語で遠慮をすると、「ARIGATOU!!君、日本人?いいからうけとって!」という言葉と共に彼は颯爽と去って行った。

 

1ポンドの消費さえ渋る貧乏人にとったら彼のようなボンボンの考える事は、宇宙の神秘よりも謎であり、オイルマネーの底力をはじめて目の当たりにした俺は、ぼんやりと彼の姿を見送りながら何故か思い返す、ドバイにて高須クリニックの高須氏のアラブ人との交友に付き添う西原理恵子の立ち位置。

 

そして今日、仕事から帰宅してひとやすみしようとしたら、風呂場の電球が切れたので

面倒臭く思いながらも近所のでかいTESCO(日本で行ったらダイエー)にサンダルつっかけてひとっ走り。

 

慌てて出てきたもんだから型番とか見るのをうっかり忘れてしまい、サービスカウンターに行って、モデル並みのスタイルのイケメンのインド系の青年のスタッフに細長い電球なんだけどどれを買えばいいのかという質問をしたら、明らかに面倒くさそうに「とりあえずこれ買ってみたら?」と薦められ、まあいちかばちかと購入して帰宅して取り変えてみたら、案の定型が合わず。

 

二度手間だけど、これは確認しなかった俺が悪い。と、もう一度TESCOに行って返品交換を求めに行ったら、前述の彼がこちらに駆け寄ってきて「ああ、やっぱ駄目だった?ごめんね。ちょっと待ってて。」と、先程とは打って変わってなんだか優しい対応をされた。

 

今や死語であるツンデレとかいう奴か・・・と、彼のスタイルの良さも相まって

高須と西原からの今度思い返すは、花より男子道明寺司と牧野つくし。

 

そしてカウンターに案内されて返金対応をされていると、彼から急に「どこ出身?」との質問が。

 

まさかの展開に、本気でこれは花より男子的なソレなコレなのでは!?とドギマギしながら

「に、、、日本だけど、、、」と答えると、更に彼は「名前は!?あと、この紙によかったら連絡先書いて。」とメモ帳とペンを差しだしてきて、おおっと!これはもうソレなコレが、マジでひょっとしてアレしちゃってる!?

 

もう謎の心拍数の上昇。よく当たる星占いなんて見たことないが、頭に流れるは広瀬香美ロマンスの神様

思い出すはいつかの広瀬香美のツアーTに書かれた謳い文句「KOHMI, CALL ME!」

もしかしたらくだらぬ理由での返品要求によるブラックリスト入りの可能性もあるが、肌寒くなってきたロンドン、もはや冬の女王の土壇場である。

誰にも止められやしない。

 

そうして一応、記す前に探りで「え?なんで番号なんて?」とさっきとはこちらも打って変わってドヤって聞いてみたのである。

 

すると彼は真っ直ぐな目で「あのね。実は僕の"彼女"が、日本に一年くらい行っちゃうんだ。だから日本にすごい興味あって。よかったら友達にならない?」

 

ああ・・・

なんだ・・・

そういうことか・・・

 

電球以前に俺の心の電圧がショート。

 

さっきまで駆け引きとやらを持ち出してドヤろうとしていた自分を全力で殺害したい心境に駆られる中、彼は「日本にもし僕が行ったら仕事あるかな?どっか住むとしたらどの辺がいいんだろう?」

 

もうね・・・めっちゃ真っ直ぐだし。めっちゃ純粋。

あなたの目の前にいるのは、あなたとは月とすっぽんな不純かつ電球交換でさえスムーズにできぬ三十路の糞ジャップですよ・・・

 

自分が本当に恥ずかしくなりながらも、交わしたほんの一言、二言の会話からも彼の彼女への想いが、じんわり伝わってきて、次第にものすごく温かな気持ちにり、本当に彼の事を応援してあげたいな。という母性やら父性やらの芽生え。

 

そして「力になれるかわからないけど、なんかもし日本について聞きたい事があったら本当に連絡して。」と言ったら、彼はにこやかな笑顔で「うん!ありがとう。まだわからないけど、本当に日本に行ってみたいんだ。今日カスタマーサービスにいて良かったよ。本当に出会えてうれしい。」と出口まで送り届けてくれた。

 

Sol君と名乗る彼、ロマンスの神様ならぬ、太陽の神様を意味する"Sol"から名付けられたのかはわからぬが、俺の忘れかけていた大事な何かを照らし出してくれて、俺も色々としっかりせねばと活力を与えてくれ、ロンドンのという街で過ごす日々にまた少しの光を灯してくれた。

 

たまに心が折れそうな時もまだまだあるけれど、やっぱり捨てたもんじゃないし、この街でまだまだ頑張ろう。

https://www.instagram.com/p/BZCOknolyxo/

地球は今日もやさしい

こんなくだらぬブログの更新が止まっている間にも、テロやらミサイルやらハリケーンやら様々な出来事で世は止まる事を知らず。

 

家族から「テロ大丈夫?」と連絡が来ては、「大丈夫だけどそちらはミサイル大丈夫?」と返す。

陳腐なB級世紀末SF映画の大味な脚本のようだが、これが現実。

 

そんな大味な現実に更に舞い込んだ「安室奈美恵引退」のニュース。

 

LOVE2000以降くらいから安室氏からは遠ざかってしまっているのだが、もろTK世代・アムラー世代の自分にとっては、物心と共に刻まれているまさに時の人であり、未だにスーパーモンキーズと小室時代の曲は定期的に聞いてしまうし、安室が好きだと公言していた小学生低学年時代は母親に「あんな不良っぽい娘を好きになるだなんて将来が心配だ。」と謎に世話を焼かれたりもした。

 

友人と大雨のロンドンのでかい公園で道に迷った際は、A WALK IN THE PARKを大音量で流してはまさに公園をずぶ濡れで屍の如くさまよう我々を励まし、ついこの間もyoutubeで全盛期のドキュメンタリーを見ていてその真っ直ぐな姿勢に感銘を受けていた所で、ニュースを耳にした瞬間素直に「ああ、時代というものは確かに変わっていくものなんだな。」と感じ、山も谷もない道じゃつまらない、ジェットコースターにならないのだから、こういう日は来るものだし、永遠という言葉なんて知ったところで、やはりそんなものありえなく、BODYがEXITを遂に感じた結果なのであろう。

 

しかし、大人にになっても"ちゃん"づけで呼ばれ親しまれるだなんて、アグネス・水森亜土安室奈美恵くらいのものではなかろうか。

 

そんな30代・40代の我々に親しみと青春とカルチャーを与えてくれた安室奈美恵氏に本当にありがとうを伝えたい。

https://www.instagram.com/p/BZQrB6BFb1-/

ちなみに一番好きな曲はスーパーモンキーズ時代のダンシングジャンク。

 

地味に今後はMAXの動向に注目していていこうと思う。

趣味は引っ越し

突然ですが、また新たに引越しをしました。

 

https://www.instagram.com/p/BXdMl8PF7LZ/

 

たったの一ヵ月半の短いダルストンの夏、セミの如く黙って土の中で我慢をしていたのだが脱皮してあっけなく死ぬ前にこれは出なければ・・・と。

 

って何があったのかと言うと、まず水周りの環境のストレス。

 

くせーの。

 

内見の時は全然気にならなかったのだが、いざ生活をしだしてみたらキッチンから腐った卵の匂いがし、もう目をつむればそこは箱根。

いつのまにロマンスカー乗ってきちゃったのかなって思うけど、目を開ければそこはロマンスとは無縁・イン・ダ・ハウス。

 

そしてもう一つ究極のストレスだったのが、シェアメイトの一人の女子。

 

シンガー志望の彼女、俺の箸をまず接触の悪い電子ポットを動かす為に、勝手にポットの下に挟んで使っており、罪悪感は当然あるはずがないので使ってそのまま放置するのである。

 

動かぬ証拠というか証拠を動かすつもりがないって斬新だなぁ・・・と、文化の違いによる箸の使用用途の認識の誤差を己に言い聞かすことでしかもはや合点がつかない。

 

彼女は更に風呂の排水溝にたまる髪の毛を絶対にとらない、キッチンで使ったものはそのまま放置、彼女の友人達とキッチンを浅間山荘の如く5時間ほど占拠、トイレをなぜか流さない。人のコンテナボックスを勝手に持ち出して返さない。

と、俺をイラだたせるドッキリで派遣されてきたとしか思えないレベルなのだ。

 

ドッキリのプラカードを掲げてミスターちんが現れてくれたらどれだけ救われる事か。

 

しかし2017年の今、ミスターちん、ましてやデビット伊東の登場に期待なんぞできるはずもなく

この現実に今後付き合っていく自信がとにかくなかった俺は速攻で引っ越しを決めたのである。

 

内見を2つほどした結果、気にいったので内見に付き添ってくれた大家の嫁に連絡したら、一年分の給与明細と銀行残高の提示だったりと、こっちにきて一年未満の俺には書類関係の条件が満たされず、諦めの返事をして他をあたろうとしたら、旦那の大家から突然「ちょっと待った!!!」と電話が。

 

ドッキリの後は、ねるとんかよ。と思ったら、「君は日本人か!!?」と。

そうです。何を隠そう、あたしゃ日本人です。

 

そして「僕は日本に住んでいた事もあるし、日本の文化が大好きなんだ!書類とかいいから、もう君の為に部屋キープしとくよ!!!」とまくしたてられるという、まさかの展開に。

 

更によくよく話を聞いてみると、なんとこの大家。俺の地元に25年前、住んでいたらしい。

 

出身聞かれて、埼玉つってもどうせわからないだろうし東京にしていこうとスカしたら向こうから「僕は東京近くの埼玉の○○ってとこに住んでたんだ。知ってる!?」と、初めて聞いた、イギリス人からの「サイタマ。」

 

そして、くだらぬスカしをしたこともまさかの速バレ。

穴があったら埼京線で埼玉に帰りたい。

 

そんなこんなを経て、2度目の引越しをしたのである。

 

なんだか前の家の事が非常に悔しかったので徒歩で5往復の引っ越し作業。

自らの戒めである。

 

例の大家はベッドを無料でくれたりと、あまりにも好待遇過ぎて若干怖いのだが、どうかここですんなり落ち着ける事を祈るばかりだ。

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ドラマティックが止まらない

他人のオシャレにツッコミをぐだぐだとやかく入れている間にも、無情に時は経ち、日々は箱根駅伝ばりに足早に通り過ぎていく。

 

果たしてここ最近の俺は何をしていたのか。

 

やることなすことが空回り、うまくいかず、箱根駅伝を見ながら餅を詰まらせる翁の如く詰まり行く日々を、せめて形からでも変えてみようと、まずは引っ越しをしてみた。

https://www.instagram.com/p/BWSm6ThF0GX/

広い窓から抜けるような青空。

大きなベッドはまるで空に一つぽっかり浮かんだ雲のよう。

そして「俺のことを待っていましたと言わんばかりだな!」と、新しい家での初めての夜をこの大きなベッドに捧げるのだ。と、勢いよくシーツを広げた瞬間、引っ越し用の段ボールから何故かこちらも待ってましたと言わんばかりに"食べるラー油"が蓋が半開の状態で勢いよくシーツに零れ落ち、まさに"初めて"を奪われたかのような赤い光景が純白のシーツの上に広がり行く。

 

食べるラー油が食べられたのである。

 

そんな幸先の悪い初夜から2週間ほど経った本日、今度はけたたましい音と共に洗濯機がぶっ壊れた。

 

長年この家に住んでいるフラットメイトに「今まで壊れた事はあるの?」と尋ねてみたら

「結構この洗濯機買ってから経つけど、壊れた事はないなぁ・・・」という返答であった。

 

彼の唖然とした顔には「洗濯機以上にかき回す厄介な存在、現る!」と書かれている気がしてならず、ただただ申し訳なくてもう本当に厄払いでもした方がいいのかもしれない。と神社の存在せぬロンドンでのあてなき神頼み。

 

先日は、スーパーで買い物を終えて数時間後にキャッシュカードをスーパーのレジに忘れてきてしまった事に気付き(これは運どうこうよりも自分の単なる失態なのだが)無事に拾得されていたのでよかったものの、どうにもこうにも踏んだり蹴ったりの日々なのだ。

 

無事に拾われていた事、それを拾ってくれたスーパーのセキュリティが爽やかなイケメンで「Next time, please keep an eye on your card. Okay?」と言われて、いやいやそんなカードじゃなくてそなたから目を離せないのですが!!と、連なる出来事から「なんて俺ってラッキーなんだ」だと調子良く感じてしまうしょうもなさも手伝い、ただ単に己の人間性から発生する自業自得なだけでは・・・という気もしてきているのだが、ロマンティックならぬドラマティックが止まらぬ事態に果たして収拾がつくのか否か。

 

今こそWEARに「ラッキーアイテム&カラーで差をつけろ☆サマージャンボな開運コーデ」なんて組まれてしまったら、鵜呑みにしてスタイルを完コピしてしまう自信しかない。

https://www.instagram.com/p/BWlL6b_FiE1/

https://www.instagram.com/p/BWrwzd0lqBp/

https://www.instagram.com/p/BWdWsz4lF9h/

ゲゲゲの"着"太郎

「オシャレ。」

https://www.instagram.com/p/BWqJFKQlIDf/

衣食住で生きる我々にとっては欠かせぬ事柄の一つ。

しかし日本では樹海の次に迷いを導き、仕舞いには我を失う事柄の一つでもあろう。

 

そんな迷よえる者を救う存在として、日本では「WEAR」なるアプリが存在している。

 

自らも日本のアパレル業界で働く身であったので登録はしてみたが、数日で消してしまった。

 

トレンドと呼ばれる似通ったシルエットに身を包む者の写真が並べられる光景にオシャレのゲシュタルト崩壊を引き起こされ、むしろこれはテトリスの要領で同じカラーのコーデ写真が横一に埋まった瞬間に彼らは消え去ってしまうのでは?という余計な心配までさせられたからである。

 

物事を斜めから見てしまう歪んだ俺には、この均一な光景はそもそも向いていないのだ。

 

しかしアプリは消せど、メルマガが定期的に送られてくる。

 

最初こそスルーしていたが、何通も送られてきたものをバーっと、ある日見返してからというものの、毎週のささやかな楽しみへと変化していった。

週毎に特集されるトピックや、それに付随するコーデ達がなかなかのインパクトなのである。

 

その一部を是非ともご紹介させていただきたい。

 

①「『抜け感』で魅せる大人のリラックスコーデ」

大人がリラックスして抜けてしまうだなんて、金曜夜の新橋の呑み屋街に行けば容易に見れてしまう光景が頭につい浮かんでしまうが、どうやらそういうことではないらしい。

 

添付されたスナップ男子達は、8割方、髪がゲゲゲの鬼太郎の如く前髪に反目を覆われ左横を向いている。

左横に妖気を感じているのであろう。

 

そして、これがその"抜け"なのだろうか。サンダルを履く者が多いのだが、それこそリモコン下駄であり、これがその"リラックス"なのだろうか。ジャケットを片手に抱える者も目立つが、それこそ鬼太郎ちゃんちゃんこ投げの瞬間に見えてきてしまうのである。

そんな戦闘準備万端な状況で、彼らはリラックスしている場合なのであろうか。

 

"トップスがビッグシルエットならパンツを細身にしたり、足元をスニーカーでなく革靴で合わせるとラフになり過ぎず綺麗にまとまります。"

 

革靴だなんて一番リラックスとはかけ離れたものを持ち出しているが、そんな余計なお世話を逐一焼いている俺こそがもっと抜けてリラックスすべきなのかもしれない。

 

②「『すそ3~5cm』のチラ見せがコツ!春の重ね着お手本コーデ」

"春は重ね着が一番楽しめる季節。シャツやサーマルトップスなどをすそから3cm~5cm出せば、立体感のある雰囲気オシャレに!"だそうだ。

 

視覚の立体感を出しておきながら雰囲気でまとめようとする、立体感の放棄。

3cm~5cmわざわざ顔を見せた"すそ"の気持ちも考えてあげて欲しい。

 

③「ワンランク上のBBQコーデで好感度をゲット!」

"今、最も旬なイベントはBBQ!皆さん、食材の準備は然り、服装の準備はできていますか?BBQで毎回悩むのは、やっぱり服装。爽やかに決めつつも、動きやすい服装で女子の視線を引き付けられれば完璧です☆"

もうどこから手をつければいいのか分からない。

 

BBQで毎回悩むのは服装というが、そんなもので悩む男をBBQに連れてきたところで、単なるでくのぼうであり、居られるだけで迷惑。好感度なんぞ言っている場合ではないであろう。

 

しかも食材と、服装の準備を同等に並べられている。

スナップを見てみても、2名程、チェックシャツを着ずに肩にかけている。

 

肉と間違えて服を焼くつもりなのではないかと勝手にこちらがひやひやしてしまう。

 

④「モテるメンズのお呼ばれフォーマルスタイル」

"いよいよジューンブライドの季節到来♪結婚式や二次会など、ちょっとしたパーティーも増える時期。マナーを守りつつ、オシャレで好感度がある服装をしたい!"

 

モテるメンズではない俺がお呼ばれされるだなんて、"あの世"しかないが、モテるメンズは華やかな場にお呼ばれされるのであろう。

しかし、ここでもまた"好感度"という言葉が乱用されている。

 

そしてスナップ男子達、ここでも何故かまた髪型の"鬼太郎"率が高いのである。

やはり彼らも"あの世"からお呼ばれされているのではなかろうか。

 

そんなこんなで4つほど、気になったトピックを紹介させていただいた。

 

総合的に言うと、かつてこそ「ギャル」「渋谷系」「原宿系」「B系」などあらゆるジャンルがあった花畑のような光景が、ファストファッションやネットの普及等で世の隔てがどんどん無くなり「オシャレ。」の実態が飽和状態となって、まさにグレーの墓石がただ並ぶ墓場のような光景となり、だからこその"鬼太郎"なのかもしれない。

 

いつか「旬の"一反もめん"生地で夏の涼しげスタイル♪」「墓場で運動会の時に目立つ☆旬の好感度アップコーデ」などが組まれぬように、もっと皆、おもいおもいに楽しんで日本のファッションがまた盛り上がればいいな。と思うが、しかしそんな懐古的な考えの俺こそがきっと世にしたら成仏できずにさまよう哀れな妖怪なのである。

サマーマッドネス

ふと気付くと日々の中に埋もれ行く日々をつづるという意識。

 

お久しぶりです。

皆さんそれなりに元気にしていらっしゃるでしょうか!?

 

テロだったりマンション火災だったり不穏な事態が立て続けに起きるロンドンを心配して連絡してくれる友人がいたが、こちらも松居一代だったり罵倒議員であったりアイドルの結婚宣言騒動だったりが報道のトップに躍り出てしまう母国の状況の方が結構"不穏な事態"なのでは・・・と心配になっている。

 

ロンドンもロンドンなりにそれなりに暑くなってきており、

日本のそれに比べればどうってことないのだが、暑さに耐性のないロンドン市民にとっては

TUBEとサザンオールスターズと大黒真季一同が濃縮され胃に流し込まれるような夏感だったようで、同僚は体調を崩し、夏が来る。きっと夏は来る・・・という報せがなく油断していた俺も例に漏れずまさかのこの地で生まれて初めての夏バテとなり、真っ白な馬に乗った王子様が磨きをかけ今年こそという期待は訪れるはずがなく、一人部屋で寝込む現実に。

 

そんなこんなでも諦めずに王子を求めてデートアプリを開く日々、会ったら会ったで「いけてる日本食食いに行こうよ!」と言われ連れて行かれた先は夜7時以降で半額セールとなっている日本食を履き違えたチェーン店。

 

本当に夏は来ているのであろうか。

もはやロマンスの神様を頼りに冬をおとなしく待つべきなのだろうか。

https://www.instagram.com/p/BVcb5UKlAVx/

 

https://www.instagram.com/p/BWA-dcTFG_3/

まだこれはもしかしたら夏ではないのかもしれない。

 

そうこれからきっと夏は来るのだ。